より多くの方にアプリのマネタイズのコツや成功事例について知ってもらえるよう、デベロッパーのみなさんの声をうかがうシリーズ #デベロッパーさんに直撃 を AppLovin ブログで展開しています!(過去の記事はこちらをご覧ください)
今回は、「モザイク ぼかし & モザイク加工アプリ(iOS)」の開発者である安倍さんに、広告実装やアプリの開発について、私 AppLovin 片木(右)がお話を伺いました。
あれ、誰・・あ、僕です。
開発されているアプリについて簡単なご紹介をお願いします。
写真にモザイク加工を誰でも簡単にできるアプリです。
写真に写り込んでしまった人の顔などを加工するときに便利ですよね。なぜこのアプリを開発されたのでしょうか?
「写真のほんの一部分だけモザイクで隠したいだけなのに、なんでこんなに苦労しないといけないんだろう…」と思ったことがきっかけでした。
当時も写真にモザイク加工をするアプリは App Store に存在していましたが、私はアプリ開発をしているくせに実は大のアプリ操作音痴で、それらのモザイクアプリをまったく使いこなせなかったんです。写真の一部分をほんの少しだけぼかしたいだけなのに、いちいち操作方法を学んだり考えたりしないといけないのは、アプリ音痴の私にはとても不便で苦痛でした。
簡単に使えるモザイクアプリを開発すれば、私と同じようにアプリ操作が苦手な人達の役に立てるんじゃないかと考え、開発に取り掛かりました。
そうだったんですね!今では広告マネタイズも成功されていますね。広告はどのように実装されていますか?
各画面に常時表示のバナー広告をひとつずつと、画像の保存後に表示させるインタースティシャル広告を実装しています。
広告実装について、試行錯誤した部分があれば教えてください。
AppLovin の実装自体はとても簡単だったのですが、よく理解できなかったのが Zone という機能でした。
Zone 機能に関して検索して調べてみても、出てくるのは抽象的な説明だけでよく理解ができなくて、片木さんに説明をしていただいても私がアホなのかあまりよく理解ができず…(笑)。
「Zone を使用したほうが収益が上がります」と自信を持って勧められたので、Zone 機能を導入してみることにしたのですが本当は内心、半信半疑でした。
しかし、実際に Zone を使用してみると全然難しいことはなく、売り上げに関しても大幅に向上しました。
売上が大幅に向上したというお話を聞いて、僕も大変嬉しく思いました!実際どれくらい改善されたのでしょうか?
バナーでおよそ35%から40%増えました。インタースティシャルに関しては、片木さんのアドバイスで表示させる箇所を増やしたことも重なり、AppLovin 導入前と比べて50%ほど上昇しました。
ありがとうございます。50%はすごいですね!
安倍さんはアプリを個人で開発されていますが、いつ頃から始められたのですか?
アプリ開発を始めたのは6年前くらいになります。当時はアプリ開発とはまったく関係ない仕事をしていたのですが、そろそろ新しいことをしたいなーと考えていた時期でもありました。
そんな時に当時の妻(笑)が「見て見て!中学生が iPhone アプリを開発したんだって。」とテレビを指差しながら話しかけてきたんですよ。
私は「これだ!」と直感で感じて、その日のうちに MacBook Pro と Objective-C の入門本を購入し、すぐに学びながらアプリ開発に没頭し始めたのが現在に繋がるスタートでした。
なるほど!直感ですぐ行動に移されたんですね。
最後に、アピールしたいことや、これからチャレンジしたい事があれば教えてください。
アピールしたいことやチャレンジしたいこととは趣旨が少しずれるかもしれませんが、最近はアプリのアップデート文やアプリ内でよく遊んじゃってますね(笑)
ユーザーが笑ってくれるようなアップデート文にしたり、意味不明だけどクスッと笑えるような、期間限定モードを追加したりしてます。「ふざけるな!」ってごくたまにですが怒られたり、期間限定モードの作成には当然お金もかかるので、それ単体で見るとほぼ赤字なのですが、「疲れている時でもついフッと笑ってしまいます。」「いつも笑顔と元気をくれてありがとう。」のような嬉しいレビューやメールをたくさん頂いてます。
アプリ自体は黒字ですが、期間限定モードなどの”遊び”は収益的にはほぼ赤字しか生まないので、経営者視点で見るとあまり良くないのかもれません。ですが私のアプリを使ってくれている人達に、便利の他にも「笑顔」という高い価値も提供できているんだなぁ、とレビューやメールをもらうたびにとても嬉しくなります。
お金云々は別として単純に楽しいので、最近はそのような収益化とはあえて逆行しているようなことにチャレンジ??しています(笑)
あと最近サバゲーに友達5人くらいで参加し始めたんです。大体50人くらいでチームに別れて打ち合うんですけど、キルも取れるようになってきたのもあってかサバゲーがものすごく楽しくて(笑)。
数年前にプログラミングが楽しくて楽しくてしょうがなくてアプリ開発に没頭し現在の仕事になったように、サバゲーも楽しくて楽しくてしょうがないんです。今後、何かの形で仕事としてやっていけたら、さらに今が楽しくなるなぁ、と思って、今はサバゲーを楽しみつつ模索している段階です。