機械学習を活用してユーザー獲得キャンペーンを最適化する AppLovin のユーザー獲得ソリューション AppDiscovery が、新たなタイプのキャンペーンのサポートを開始しました。MAX からの広告収益データとモバイル計測パートナー(MMP)からのアプリ内課金データを組み合わせ、トータル ROAS を最適化するキャンペーンです。
モバイルアプリの収益性向上には、ユーザー獲得に取り組んで、獲得コストを上回るような価値を生み出すユーザーを取り込むことが重要です。ユーザーの LTV(生涯顧客価値)が CAC(顧客獲得単価)を上回るような ROAS (広告費用対効果)を実現することで、投じる費用を無駄にすることなく収益を確実にすることができます。
広告でのユーザー獲得の価値や課金による価値単体でなく、ユーザーの総合的な価値を検証することで、ROAS 目標をより適切に設定し、ユーザー獲得の取り組みを洗練し、新たなオーディエンスへとより柔軟に拡大を続けることができるようになります。
AppDiscovery の Total ROAS(トータル ROAS)キャンペーンは、D3(存続日数3日)ROAS の目標に向け、IAA(アプリ内広告)と IAP(アプリ内課金)のデータを組み合わせて行います。したがって、アプリインストール後3日以内に課金を行うユーザーを想定するようなアプリに適したキャンペーンです。
Total ROAS キャンペーン利用要件
Total ROAS キャンペーンの開始には、アプリが以下の要件を満たしている必要があります。
- メディエーションが MAX を通じて100%行われていること。完全かつクリーンな収益データを用いるために必要な要件です。
- MMP からの IAP データがあること
- クリーンなコホートを作成できるよう、十分な数のインストールとD3の課金ユーザーがいること
また、以下の点にご留意ください。
- iOS では、SKAdNetwork の制限により、Ad ROAS キャンペーンかBlended ROAS キャンペーンのどちらか一方しか実行できません(両方は実行できません)
- Androidでは、制限がないため、どのアプリでも Total ROAS をテストすることに支障はありません
- 本ブログ執筆時点では、D3 blended ROAS キャンペーンのみがサポートされています
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