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AppLovin の10年間

Adam Foroughi
3月 4日, 2022

AppLovin は創業10周年を迎えました。事業を立ち上げた2012年から現在まではあっという間で、当時のことはまるで昨日のことのように記憶に残っています。

創業当時、アプリストアにはユーティリティアプリだけが並んでおり、最初に私達にとって大きなパブリッシャーとなったのは、バースデー・カレンダーのアプリでした。1,000ドルの収益を初めて得たときの興奮は今でも覚えています。収益はすぐに5,000ドルとなり、そしてその後も急成長を続けました。

AppLovin の急速な成長は、私たちが築いてきたものを裏付けるものでした。より多くのデベロッパーをサポートし、私たちのビジネスは前進しました。事業をスタートすれば、自分のアイデアは正しいのだろうか、事業資金を確保し続けられるだろうかという不安を誰しも感じるものです。2012年末には、素晴らしいお客様が増え続け、AppLovin は利益をあげられるようになりました。つまり、何かをしっかりとつかめていることをすでに確信できていました。

私にとってビジネスやお客様と同様に重要なのは、こうした道のりを可能にするために築いてきた強力なチームです。初期のチームのなかには、AppLovin 以前で、陽の目をみなかったプロジェクトに共に取り組んだメンバーもいます。ローンチ前に参画したメンバーもいます。ベンチャーキャピタルの後ろ盾があったわけでもなく、自分が前進できていたのかすらわかりませんが、彼らがやり遂げてくれました。私はこうした初期メンバーの数名との面接を覚えています。そして彼らはいまも AppLovin に在籍しています。Omer、Basil、Robbie、Darby、Anusha、Sonalなど、私は彼らに向けて、デベロッパーをサポートするビジネスを成功させ、いずれは数十億規模のビジネスになると訴えていました。ただ、そのやり方はまだわからない、ということは伝えていませんでした。

私たちのこれまでの道のりを振り返れば、誇るべき事柄が数々あります。もっとも誇るべきことの1つが、私たちが築いてきたカルチャーです。AppLovin は数十億ドルレベルの評価額を超え、今では千億ドル規模のビジネスへと成長できると確信しています。起業家精神に誠実であり続け、イノベーションを起こし続け、他者を突き抜け続ければ、実現できます。そのためには、私たちのカルチャーを守り、常にお客様を私たちの取り組みの軸とし続けることが大切です。

AppLovin のビジネスは高い成功を収めています。ここまで辿り着く上での土台の一部となった数々のものがあります。私が強く誇りを感じていることをいくつかご紹介します。

  • 初期の25人を面接した際、全員に「5年後にどうなっていたいか」と聞きました。彼らの5年後の目標を達成できるだけの力が私たちにあると感じられれば、彼らにとって AppLovin が良い職場になるはずだと考えました。これが、すべてのマネージャーがプロフェッショナルとしても一個人としても周囲の人材の育成を意識するというカルチャーにつながりました。AppLovin は成長と共に、こうした方法での人材育成を継続してきました。こうして、誰もがビジネスの多くの側面を学び、さまざまな形で貢献し、AppLovin でそしてその後のキャリアでもより多くのことを学び、取り組めるような、そんなカルチャーが醸成されました。このカルチャーがチームにもたらすインパクトは、成功で得られる金銭的な利益よりもはるかに価値があります。
  • 私たちは、ハングリー精神にあふれ、傲慢さではなく自信に満ち、これまで共に築いてきたものを信じているからこそ全力で仕事に取り組み、そして今後もより多くのことが成し遂げられると知っている、そんな多様な人々が集まっています。組織が大きくなり、より多くの人々が集まるいまも、そうした同じような特徴のある人材を採用し続けています。これが、私たちが強い結束力を維持し、従業員が長く定着し続けている最大の理由だと考えています。
  • 私たちは、誠実であることと真摯であることを何よりも大切にしています。私たちチームは誠実な姿勢で、お客様とそのニーズを重要に考えています。私たち全員が、長期的な視点で、お客様のビジネスを(長期的にお客様の真の利益にならないかもしれない近道の成功ではなく)全体的な成功に導くことができるよう徹底的に取り組んでいます。

これらは私たちのコアバリューのほんの一部です。ほかにも重要なことは多数ありますが、10周年を迎えるいま、強く伝えたいことなのです。私たちの優れたチームに賛辞を贈ることが、私にとっては極めて大切なことです。共に築き上げてきたものを私はとても誇りに思っています。

私は、このチームの多くの人々を親友だと思っています。私たちは皆、これまでの成功のために自らを捧げ、共に歩んできました。非常に貴重な素晴らしい道のりで、この10年は極めてエキサイティングでした。次の10年はさらにエキサイティングになるはずです。チャンスはさらに大きくなり、私たちが培ってきた知識と経験は一段の成功への土台となっています。

最高のチームへ:この10年間のサポート、ハードワーク、そして献身に感謝します。次の10年に向けて皆さんと前進できることを非常に光栄に思います。

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