ゲーム, 収益化

MAX で N3TWORK の広告収益増加 ARPDAU 75%以上増

Tomoya Katagi
2月 21日, 2020

N3TWORK はエンターテインメントとコミュニティが交差する、今までにないタイプのゲーム、メディア、テクノロジーの企業です。サンフランシスコを拠点に100名以上の従業員を抱えており、代表作としては Legendary (iOS|Android)が広く知られています。ダークファンタジー RPG とパズル、そしてマジックカードバトルを壮大なヒーロークエストに盛り込み、「最も売れたモバイルゲームトップ50」にも入りました。N3TWORK は、ユーザー体験をより良くする方法を常に模索しており、ウォーターフォール型の収益化モデルを最適化すれば、広告のマネタイズを大幅に改善できる可能性に気づきました。

以前はオートメーションベースのツールを利用していましたが、無課金ユーザーを効率的にマネタイズできずにいました。世界中のユーザーベースから、最大限の収益を得る戦略として利用されるべきアプリ内ビディングや、A/B テストなどの機能は利用できなかったのです。チームには収益の最大化をもたらすツールが必要でした。

「MAX アプリ内ビディングのおかげで、ここ数ヶ月の広告収益は飛躍的に上がりました。ウォーターフォールを最適化したり、適切な設定を見つけたりといった作業に、必要以上に時間を費やすことなく、です」と N3TWORK の UA プラットフォーム担当、Nebojsa Radovic 氏は語ります。

徹底的なリサーチの末、メリットをしっかりと理解した N3TWORK は、アプリ内ビディングを試してみることにしました。MAX を導入した理由は、

 

  • 公平なオークションが行われることでより多様な広告主にアプローチでき、競争が促進される
  • その結果として eCPM が上昇し、ユーザーあたりの収益を上げられる

 

という2点に可能性を感じたためです。

MAX を導入して以降、N3TWORK はウォーターフォールを簡単に管理できるようになりました。手作業は最小限に抑えつつも、複数の入札者をオークションに参加させることができ、ARPDAU は Android では75%強、iOS では85%強増加しました。A/B テストは現在も進行中ですが、この1カ月で、テストの度に収益は5%~15%ずつ継続的に増加しており、今後さらなる増収が見込まれます。

「MAX への移行はスピーディで、とても簡単でした。私たちが最も気を使っている部分であるユーザー体験にも影響がなく、安心しました。広告マネタイズを最大化できるよう、ポートフォリオ全体に MAX を導入したいと思っています」と Nebojsa 氏は語りました。

競争的なウォーターフォールに対する N3TWORK の考えは、MAX を導入してから変わりました。もはやフィルレートが高い単一のネットワークがベストプラクティスだとは思っていません。アプリから最大限の収益を生み出せるよう、AppLovin チームが提案する様々なウォーターフォール戦略をテストするようになったためです。N3TWORK は、主要なネットワークをウォーターフォール型からアプリ内ビディングに移行し、収益を大幅に増加させました。得られた収益は、既存ゲームのコンテンツのアップデートや、新しいタイトルの発表などに活用し、結果としてより質の高いユーザーを獲得することに成功しました。  

 

ARPDAU が Android で75%強、iOSで85%強増加

 

Nebojsa 氏はこう語ります。「MAX で広告マネタイズのことがよく分かり、この戦略を活用してプレイヤーの LTV をさらに向上させられるようになりました。MAX のおかげで N3TWORK は競争の激しいモバイルゲームの世界でも競争力を維持でき、安定した収益源を今後も構築し続けることができます」 

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