成功するアプリを芽生えさせるのは素晴らしいアイデアという種ですが、そのアプリを健やかに育み続けるのはユーザー体験です。ユーザー体験に影響する大きな要素の1つがアプリのコアの部分以外にあります。それは表示している広告です。腐ったりんごは同じ箱に入っているほかのりんごを傷ませます。つまり、問題のある広告が自らのネットワークを通じて配信されたとの報告がユーザーからあれば、直ちにその問題を特定し排除しなければなりません。しかしご存じの通り、その広告を配信したネットワークを特定し、どの広告かを判断し、報告するには数日かかります。そしてその間にはネガティブなレビューが積みあがっていきます。結果、膨大な時間を費やした挙句、アプリストアの評価が下がるということになりかねません。
MAX の Ad Reviewは、モバイルデベロッパーがアプリ内の全体的な広告体験のモニタリングと管理を行う上でのサポートを提供すべく生まれました。フラグ機能でリスクのあるクリエイティブを軽減する、競合アプリを理解する、第三者および自らのプロモーション広告の適切性を確認するなど様々な取り組みをサポートします。そしてこの度、Ad Review はさらに進化し、新たに User Journey 機能が追加されました。この新機能では、デベロッパーの皆さまが、個々のユーザーの特定の広告経験まで掘り下げて確認し、より迅速かつ直接的に問題に対処することが可能になります。
MAX User Journey は、不適切な広告へのユニークな対応策を提供する、業界で唯一のツールです(現在は招待制で運用中です)。
ユーザーの広告ジャーニーの可視化でユーザー体験を保護
ユーザーのユニークID(ゲーマーID等)を MAX に追加することで、お客様のチームのカスタマーサービスやサポートチームの方が、そのユーザーの広告インプレッションのタイムラインを、関連するすべての広告クリエイティブの詳細も含めてMAX の UI で確認し、不適切な広告コンテンツを迅速に分離して報告することができます。これは、サポートワークフローの合理化につながる上、ユーザーにとってはアプリ体験がより楽しいものとなり、結果としてリテンション率の維持・上昇につながります。
不適切広告特定に費やす時間を削減
ユーザーから報告のあった問題広告を特定するのに、デベロッパーは、不完全または不正確な情報にしかアクセスできないことが多々あります。そのため、端末や Charles のログを手作業で調べ、アプリに配信された問題のある広告クリエイティブを探し、ネットワークに報告してブロックしてもらう、という手順を踏むことになります。その間、アプリの評価は下がり始めます。また、ネットワークは、クリエイティブ ID など、当該広告を自社に関連づける「決定的な証拠」がなければ、こうした不適切広告の報告を認めない場合があります。
MAX の User Journey をご活用頂ければ、ユーザーから報告された苦情に基づいて、より詳細かつ限定的な広告のタイムラインで、ブロックするのに必要なすべての情報を引き出し、不適切広告を特定することが可能になります。
リソースと収益を守る
広告クリエイティブに関する正確な情報が得られなければ、パブリッシャーはもはや、実績に問題を残すことを避けるため、特定の広告や広告主だけでなくネットワーク全体を排除するという方法で不適切広告に対処しようとするかもしれません。こうしたやみくもなやり方は、広告配信の大幅な減少を招き、収益への打撃になりかねません。
MAX の User Journey をご活用頂ければ、迅速かつ正確に不適切な広告に関する重要な情報を得て、やみくもにブロックを行う必要がなくなります。ネットワークパートナーとの関係も良好に維持し、収益を守ることができるアプローチです。
MAX Ad Reviewについて詳しくはこちらからご覧ください。MAX をご利用いただければ、こうしたアプリ体験の一段の向上をサポートするツールなど様々な便利な機能を活用いただけます。