MoPubの買収を発表した際、移行期間までの間に MoPub でみなさんがお使いだった機能をMAXに取り入れ、より良い製品をご提供することをお約束しました。その後、MAX と MoPub が統合した新しいソリューションでのみご利用いただける機能をリリースしてまいりました。
この記事では、2022年1月6日にリリース予定の SDK 11に追加される機能、そして今後の追加される様々な機能についてご紹介いたします。
11.0.0 SDK で利用可能になる機能
- ネイティブ形式:12月上旬にリリースしたネイティブ形式のβ版では、弊社側で作成したテンプレートによる表示のみをサポートし、限られたネットワークのみに対応していましたが、最新 SDK では、SDK ネットワーク、アプリ内ビッダー、AppLovin Exchange DSP のネイティブ形式をサポートします。また、それぞれの広告アセットを利用し、自由に広告のレイアウトを作成していただける、カスタムテンプレート機能も追加されました。
- カスタムネットワーク:Javascript のタグを利用したネットワークを追加し、さらなる収益の増加を図ることができます。1月下旬リリース予定の次回のアップデートでは、SDK ベースのカスタムネットワークが追加される予定です。
- オープンソースネットワークメディエーションアダプタ、新しい SDK API:アダプタがオープンソースになったことにより、デベロッパーのみなさまには広告ネットワークのトラブルシューティングや導入をより柔軟に行っていただけるようになります。また、新しい API がSDKに追加され、広告ネットワークの各種ID、エラー、リアルタイムのレイテンシ測定などが可能となり、広告レスポンスが一段と可視化されます。SDKおよびS2S (Server to Server)のユーザーレベルインプレッションデータには、アプリのバージョン、OS、OS のバージョン、ネットワークプレースメント ID、EXTRA_INFOなど、新しいフィールドが追加されました。
- ロックスクリーン広告に対応:ロック画面にインタースティシャル広告を表示できるようになりました。
- 地域ごとのフリークエンシーキャップ設定:広告ユニット内で、セッションごとのフリークエンシーキャップを地域別に設定できるようになりました。広告ユニットを選択し、Frequency Capping セクションで設定してください。
- ブランドセーフティ:
- app-ads.txt の自動確認:AppLovin app-ads.txt ファイルに抜けている項目がある場合、アラートが表示されます。
- sellers.json の導入:sellers.json の導入方法について、アカウントチームよりご連絡します。今後のアップデートでは、MAX パブリッシャーが AppLovin Exchange に含まれるブランド広告でより良く収益化できるよう、自動で有効になる予定です。
- IAB Open Measurement SDK: AppLovin Exchange に参加するDSPへ送る、ビューアビリティの情報を強化し、パブリッシャーの純広告キャンペーンをサポートします。1月下旬のアップデートで、ネイティブを含む全ての広告フォーマットに対応する予定です。
- ビッドストリームの機能強化:AppLovin Exchange のビッドリクエストに新しいフィールドが追加されました。iOS で IDFA が利用できない場合、ベンダー向けID (IDFV) がBidRequest.device.ext.ifv フィールドでDSP に送られます。また、アプリ内で利用可能な場合、位置情報、年齢、および性別のデータもDSPが利用できるようになり、収益向上に役立ちます。1月下旬のアップデートでは、すべての広告フォーマットにおける追加のビューアビリティシグナルのサポート及びIAB TCF v2.0 のサポートが予定されています。アップデートは順次公開される予定です。
- 純広告キャンペーン(β版):MAX の純広告キャンペーンサポートは、現在一部のパブリッシャーのみを対象にベータ機能として提供しています。SDK バージョン11.0.0から、デベロッパーは追加データ(例:年齢、性別、位置情報、興味、カスタムキーワード)を送信し、広告主との直接のやりとりを通じて広告インベントリを収益化することができます。純広告キャンペーン機能は、2月にはすべてのデベロッパー様にご利用いただけるようになる予定です。
- プライベートマーケットプレイス(β版):最新 SDK を使えば、MAX のパブリッシャーは、AppLovin Exchangeに接続された DSP と直接お取引いただくことができます。ベータ版の参加をご希望の DSP および パブリッシャーの方はお問合わせください。
- 新しいアプリ内ビッダー(β版):現在 MAX は25以上のネットワークに対応していますが、7つの新しい SDK ビッダーを追加し、一部パブリッシャーに開放しています。アーリーアクセスをご希望の場合は別途お問い合わせください。
次回の SDK リリースで提供されるものに加え、さらに多くの新機能を近日中にリリースする予定です。
2 月にリリース予定の機能:
- 広告設定インポートツール:MAX の広告設定インポートツールにより、AppLovin の広告ユニット管理 API を利用しなくても MoPub 広告ユニットのウォーターフォールを簡単に移行することができます。時間をかけて、異なる広告ユニットとウォーターフォールの間で広告ユニット設定をコピーする必要はありません。
- FireOS サポート:FireOS アプリのデベロッパーは、2月初旬より MAX を通してメディエーションネットワークおよび AppLovin Exchange DSP を利用できるようになります。移行準備が完了している FireOS デベロッパーは、現在進行中のライブテストにご参加いただけます。別途お問い合わせください。
- ウォーターフォールの高度なセグメンテーション:MAX は現在、Limited Ad Traffic セグメンテーションによる個別ウォーターフォールの作成に対応しています。次回のアップデートでは、デベロッパーが SDK 側で定義したカスタムセグメントとキーワードに基づいてウォーターフォールを作成できるようになります。それによりカスタムオーディエンスを作成して広告主やマネタイズパートナーのために広告インベントリをパッケージ化し、売上の最大化およびマネタイズ戦略のきめ細かいコントロールが可能になります。
上記の機能をすべてご利用いただくため、最新版の 11.0.0 SDK にアップデートし、パートナー向けに一般公開されているドキュメントページをご参照ください。
MAX への移行はいまからでも遅くありません。 MAX の自動テスト機能について、そして他ソリューションとの差別化ポイントについて、ブログ記事をご覧ください。
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